アウターは5本分だけ持つ——ハンガーで管理する「手放しやすいクローゼット」の作り方
クローゼットを開けるたびに、なんとなく気分が下がっていた。
服が多いわけじゃない。でも、ごちゃごちゃして見える。なんか、落ち着かない。しばらくそれが続いて、ある日気づいた。ハンガーがバラバラなせいかもしれない、と。
細いやつ、太いやつ、カラフルなやつ。どこかで買ったのか貰ったのかも覚えていない雑多なハンガーたちが、せっかくのお気に入りの服をちゃんと見せてくれていなかった。
MAINETTIにしようと思ったきっかけ
ローランドさんがYouTubeで話していたんだけど、「スーツには、ちゃんと休ませる場所が必要だ」という話が頭に残っていた。
スーツの話とはいえ、それって私服でも同じじゃないかと思って。大事にしたい服があるなら、かける場所もそれに見合ったものにしないと意味がない。
そこで選んだのがMAINETTI(マイネッティ)。アパレルブランドのバックヤードでよく使われているやつで、肩の厚みがしっかりあってコートやジャケットをかけたときの安定感が全然違う。手に持ったときのずっしり感と、見た目の質感——この2点で、候補にあったナカタハンガーと最後まで迷いつつ、MAINETTIに決めた。
服に定位置ができた感じ、というか。かけるたびに「ちゃんと扱ってる」という気分になれるのが思ったより気持ちよかった。
5本だけ、というルールの話
今、手元にあるMAINETTIは5本。そのうち使っているのは4本で、残り1本は空けたままにしている。

空けてある1本の理由は、まだ出会えていない冬アウターのため。
ダウンって、毎シーズン候補はあるんだけど「これだ」と思えるものになかなか出会えなくて。昨年も一昨年も、結局ピンとこないまま終わった。でも別に焦ってないし、空いたままのハンガーが「まだいいのに出会えてないな」って教えてくれる感じが意外と好きだったりする。
5本という数字に特別な根拠はないけど、「ハンガーの本数=持てる服の数」と決めることで、自然に増えなくなった。処分するときも「これは5本に入れる価値があるか?」で判断できる。
シンプルだけど、これが結構効く。
MAINETTIとナカタハンガー、どちらを選ぶか
どちらも安いものではないので、購入前に少し整理しておく。
| MAINETTI | NAKATA HANGER | |
|---|---|---|
| 雰囲気 | 無骨、ブランドのバックヤード感 | 上品、インテリアにもなじむ |
| 製造 | イタリア発、海外工場製 | 日本製 |
| 価格帯 | 3,000〜5,000円前後 | 2,000〜6,000円前後 |
| ギフト対応 | なし | 名入れなど対応あり |
どちらも「服の型を守る」という目的は同じ。違いは質感と見た目の好みで選んでいい気がする。僕はMAINETTIの武骨な雰囲気が好きで、クローゼットに並んだときの見た目が気に入っている。ナカタは木の温かみがあって、部屋に飾る感覚で置きたい人には刺さると思う。
服をよく買う人ほど、ハンガーにお金を使わないと思うけど、発想は逆で。いいハンガーを先に揃えると、「これにかけるに値するか」という問いが生まれて、安い衝動買いが自然と減る。結果的にコスパがいい買い物になった、と感じている。
「アウター5着って多くない?」と言われたら
ミニマリストっぽい記事だと「全部で3着以下」みたいな話も出てくるし、そういう人を否定するつもりはまったくない。
ただ僕のミニマリズムは、数の少なさを競うものじゃなくて、「持っているものに意識が向いている状態をキープする」ことに近い。5着でも、全部のことをちゃんと分かってて、ちゃんと使っているなら、それは多くないと思っている。
管理できる量の上限が人によって違うように、5という数字も人それぞれでいい。ポイントは「本数を決める」こと。無制限にしないこと、それだけ。
まとめ
最初は「ハンガーにそんなお金使う必要ある?」と思っていた。
でも変えてみたら、クローゼットを開けるたびの気分がちょっと違う。服が同じでも、かかり方が整うだけで、なんか好きな空間に近づいた感じがする。
毎日使うものほど、地味に気分に影響する。そのことを、ハンガーに教えてもらった気がしている。
Amazonで購入したけど、たまにしか販売されていないので、見かけた際にはぜひ。




